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家庭医療学夏期セミナーに参加してきました!!

第30回学生・研修医のための家庭医療学夏期セミナー

「家庭医療について学び、気軽に情報交換でき、将来を考える場所」
30回を迎えた家庭医療学夏期セミナー(湯河原)に今年もSGFAMスタッフで参加してきました。
今年のセッションは初の”若手スタッフ”によるセッション参加です。SGFAM専攻医と埼玉協同病院の初期研修医、そしてCFMD東京レジデンシーhttp://cfmd.jp/の専攻医が講師を担当しました。

専攻医と初期研修医と事務のみなさん

セッションのテーマは『tRPG』?

TRPGって聞いたことありますか?
テーブルトークロールプレイングゲームの事です。
プレイヤーの対話がゲームの肝となり、プレイヤーの想像力と表現力でゲームが成り立ちます。
今回、TRPGで体験するのは「複雑事例」 家庭医療の診療ではよくある場面です。
この患者さんの糖尿病コントロール不良の原因は何なのか・・・?ゲームマスターのヒントをもとに、
言葉を紡ぎながら、プレイヤーが原因を探索します。

”患者さんの物語(ナラティブ)を聴く”からはじめる・・・

糖尿病コントロール不良の原因は何なのか?
内服の管理? はたまた認知症? それとも食べ過ぎ? 様々な問題が想像できる中、
本当の理由は何なのかを、プレイヤーは探索続けます。
患者さんとの関係性を築きながら本音を聞いたり、多職種からアドバイスを受けたり、
時には原因を探しに地域や自宅まで訪問したり・・・。
これらの行動は、実際の診療でも十分考えられる行動です。
ゲームの中から、少しずつ家庭医療のエッセンスを体験していくのも今回の目標のひとつでした。

『家庭医療』は楽しい!!と思ってもらえれば

学生さんからはこんな感想をもらいました。
「会話を中心に、患者さんの疾患、症状の原因を探り、対策を立てていくところが多職種でのカンファレンスに通じるものがあると感じました。また、TRPGで話し合い、グループで辿り着いた解決策が行動変容のステージモデルなど理論と結びついていると知り、実践と理論の関連について理解することができました。
TRPGというゲームを用いて、ゲームに勝利すると患者の情報を少しずつ頂けるところがゲーム感覚でとても楽しめました。」

第2章は、ぜひ現場へ!

今回のセッションはテーブルでの体験でした。
患者さんと言葉を紡ぎ、患者さんとの関係性を築き、地域や多職種と一緒にケアをしていく家庭医療。
そんな医療活動を実践している、全国の現場にぜひ足を運んで下さい。
今度はリアルな体験の中で、もっと新しい学びをつかめるはずです。
ぜひ、医療生協さいたまのフィールドにお越し下さい。
ゲームよりさらに刺激的な学びが皆さんを待っています!!

※実習のお問合せはSGFAMホームページからどうぞ。https://kateii-saitama.jp/contact/

 

 

 

 

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