SGFAM さいたま総合診療医・家庭医センター

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まち歩き@行田を開催しました!

歴史ある行田の街を「まち歩き」~地域医療フィールドワーク~

昨年度に引き続き、SGFAMでは学生さん、地域住民、職員を対象に「まち歩き」企画を開催しました。
あいにくの雨模様でしたが、学生さん5名を含む23名が行田協立診療所に集まりました。

診療所ではココロンが「足袋」を履いてお出迎えしてくれました~♡

今回のテーマはズバリ『SDH:健康の社会的要因』をまち歩きを通して体験・学ぶ企画です。
私たちが日常的に対応する患者さんや利用者さんの中には、薬や検査・食事・リハビリ等の治療だけではどうしても問題が解決しない事例があります。このような事例は、近年の社会状況(貧困・格差など)を反映し、より複雑困難になり、個人だけでなく社会的問題として捉えなければ解決の糸口は見つけられないようになっています。

行田協立診療所 渡辺事務長から診療所と行田市についてレクチャーをしていただきました。

 

あなたは社会的問題をどのように捉えますか・・・?

社会的問題をどうすれば身近に感じられるのか・・・?
まち歩きは医療者・介護者がその地域に暮らす住民と一緒に歩くこと、語ることで、その地域の社会背景、歴史背景、住民の想いを知り、関心を持ち、理解を深めることができると期待されています。
これらの手法は「地域診断」「地域視診」とも言われ、地域の健康問題を探索する手法として活用されています。

医療介護者として働く学生、医療生協さいたまで働く職員が地域診断をする中で、地域住民(組合員さん)と一緒に同じフィールドで学び、SDHの視点を養うことは、社会的問題を自分の経験に引き寄せて考えられるようになるのではと考えました。

雨の中ですが、3グループに分かれてまち歩きに出発しました。

まち歩きは3コース

①足袋工場見学コース
②患者さん訪問コース
③陸王(診療所周辺まち歩き)コース

足袋工場では行田市の地域産業でもある『足袋』の製造過程を見学できました。

陸王コースは行田名物「ゼリーフライ」を試食。
ゼリーフライ? 一度食べに来てみて下さい!

午後はSDH事例ワーク

午後は午前中のまち歩きを活かし、地域視診から「街を診断する→健康問題を考える→SDHの視点で問題を捉えなおす」という、新しい試みでの学習を行いました。
特に意図してはいませんでしたが、工場見学のグループはSDHの視点で捉えなおすときに「労働」に注目したり、まち歩きコースのグループは「地域のコミュニティやヘルスリテラシー」に注目したり、インタビューグループは「より患者さんのライフサイクルへの興味関心を深める」といった、午前の地域視診を活かしたSDHワークとなったところは、非常に興味深い結果となりました。

SDHのレクチャーは長く診療所に勤務されるMSWの猪股さんが担当しました。

『その地域で住んでいる人の本当の想いを知らなければ、地域医療の実践は出来ないと思う』(by参加者感想より)

上記は参加者からの感想です。
1日という短い時間でしたが、参加者はそれぞれの立場や経験から様々な気づきを持ってくれたようです。
患者さんや利用者さんの疾患を「生活から診る」「社会から診る」という体験は、事業所内にいるだけではなかなかできない体験です。
SGFAMはこのような取り組みを通じて、「地域に必要な医療介護」を実践していく活動を、地域住民(組合員さん)と一緒に学んでいければと思います。

医療生協さいたまのフィールドでは、「まち歩き」のフィールドとして活用したい地域を募集しています。
組合員さんと職員が主役になり、学生さんを巻き込んで一緒に学んでみませんか?

参加者感想(抜粋)

●病院の外に出て、地域の人と話したりしたら、社会について想像しやすかった。
●「百聞は一見にしかず」と言われるように、さらに、あまりなじみのない地域ならなおさらでしたが、その町の文化を知ることで、その土地の人々を想像しやすくなりました。
●患者さんを目の前にして得られる情報に一歩ふみこんで考えるようになるだけで、より深い地域問題、社会問題まで考えられるのは面白いと思いました。
●社会的問題、特に経済面は医療者だけでなく、患者・市民・行政など一丸となって取り組まないといけないということを学んだ。
●“地域に根ざした視点”をもつことの大切さを改めて学びました。また、対象の社会的背景を知るには、歴史的背景も知っておくことが重要であると考えました。

行田協立診療所の植山所長はじめ、スタッフのみなさん大変お世話になりました。
ありがとうございます!

 

 

 

 

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