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第1回埼玉ポートフォリオ発表会を開催しました

埼玉県内では初めてとなる「埼玉ポートフォリオ」発表会が日本プライマリ・ケア連合学会埼玉支部のご協力をいただき、SGFAM主催で開催されました。

開催にあたり、埼玉県支部長の中根晴幸先生(医療法人明医研ハーモニークリニック院長)から、『埼玉県内における家庭医・総合診療医の教育を連携しながら行っていくこと、埼玉県の医療を支える存在として家庭医・総合医の活躍を期待しています』とご挨拶をいただきました。
ポートフォリオはアウトカム基盤型教育において、臨床現場で実際に行っているパフォーマンスを評価できるツールとして、家庭医療後期研修プログラム修了評価、専門医認定評価として活用されています。 今回は埼玉県内で家庭医療研修を行っている専攻医4名のポートフォリオを発表してもらい、参加者からフィードバックをもらう形式で行いました。

㈰中根医師

中根Dr ご挨拶

 

増山Dr 教育レクチャー

増山Dr 教育レクチャー

はじめに当センター所属、大井協同診療所所長の増山由紀子医師から「ポートフォリオとは」の教育講演を行いました。そもそもポートフォリオとは何かという説明から、どのように書くのか、指導医はどのように指導するのかといった実践にともなうレクチャーを行いました。参加者からは「具体的なレクチャーでとても勉強になった」と感想をいただきました。 その後、専攻医が実際に作成したポートフォリオをパワーポイントで発表し、参加者からフィードバックを受けました。 家庭医療のコア領域である「BPSモデルを使用した事例」「多職種連携協働の中で解決した事例」などの発表があり、専攻医がどのような場面で悩み、指導医や多職種、患者さんとの関係の中で解決に至った事例や新たな学びを得た事例が生き生きと表現されていました。

専攻医の発表「緊張〜ドキドキ」

専攻医の発表「緊張〜ドキドキ」

発表者に記念品贈呈「記念品は医療生協さいたまの マスコット”こコロン”」

発表者に記念品贈呈「記念品は医療生協さいたまのマスコット”こコロン”」

ポートフォリオには自身の振り返り(省察)が必ず必要とされています。また指導医との「共同作業」とも言われ、研修期間を通じ専攻医と指導医が共に学びあい、成長することのできるツールでもあります。 SGFAMセンター長 さいわい診療所関口由希公医師は『今回の開催をきっかけに埼玉県内で家庭医・総合医の研修を進める専攻医の支援をするとともに、実践的な学びを様々な施設と連携しながら行っていきましょう』と呼びかけました。 これからの“埼玉”に目が離せなくなりそうです。

㈭センター長関口Dr

センター長 関口Dr

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