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第2回 : 総合診療医・家庭医カンファレンス

総合診療医・家庭医カンファレンスとは

2013年度から第5金曜日の夜(3か月に1度くらい)に開催しています。ジェネラリストとして総合内科病棟と診療所で働く医師どうしが、同じ話題で勉強会を開こうとの試みです。経験20年以上のベテラン医師から、初期研修中の研修医まで幅広い参加者が熱心に討論を行っています。

増山由紀子(大井協同診療所):診療所のこと、家庭医のこと


第2回:2014年1月31日(金)18:30~20:00

同じく埼玉協同病院と西協同病院をTV会議で結んで実施しました。
12名の医師が参加しました。

①「わかりやすい健康教育の進め方」の紹介 ~診療所家庭医から
医療懇談会など、地域住民・組合員を対象とした講義の意義と簡単な進め方をレクチャー。

②SPSSモデルを利用しての症例検討 ~病院総合診療医から
「2型糖尿病・下腿蜂窩識炎で入院した身体的社会的に問題を抱える症例」

※ 解説:BSPモデルの発展形がSPSSモデル。どちらも医学生に「健康」をバランスがとれた状態としてとらえる概念を理解してもらうために使うモデル。 人間の疾患を医学生物モデル(biomedical model)で病因⇒疾患という直線的な因果関係ではなく、生物心理社会モデル(biopsycosocial model)でシステムとして捉える考え。 PsychoとSemioticの違い:P患者さんが持つ心理的状態、Sその人にとっての病気の意味 SPSSモデルでの解析例は少なく、BSPモデルの方が参照できるものは多い。

SPSSモデルの文献紹介:How to Holistic Care-Meeting the Challenge of Complexity in Clinical Practice/JOACHIM STURMBERG/Department of General Practice, Monash University, Melbourne, Australia

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