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活動報告
2020.2.28
臨床実技試験(CSA:Clinical Skills Assessment)を開催しました
今回で3回目の開催となります
2020年2月15日(土)埼玉協同病院にて、臨床実技試験(CSA:Clinical Skills Assessment)を開催しました。
SGFAMでは3回目の開催となります。
臨床実技試験(CSA)は、医師の外来診療における臨床技能を評価するための試験です。
・患者さんへの診療態度、コミュニケーション、分かりやすい説明、他職種との協働などができているか
・適切な病歴聴取、必要な身体診察の想起、鑑別診断等、医師としての診療能力はどうか
模擬患者さんへの診察を評価者(指導医)が観察し、行われます。
CSAは家庭医療専門医試験でも実際に行われる試験です。SGFAMでは、専攻医の形成的評価として実施しますが、卒年の専攻医にとっては、本番の試験の練習としても活用してもらっています。
今回は医療生協さいたまだけでなく、埼玉県内の他病院で研修をしている専攻医も参加してくれました。また評価者として、埼玉県内で働く『家庭医療専門医・指導医』が担当してくれました。
さらに、模擬患者さんには【医療生協さいたまSPの会】の皆さんをはじめ、医療生協の理事さん、組合員さん、そして医学生さんも協力をしてくれました。スタッフには診療所の看護長さん、事務スタッフの皆さんも参加してくれ、30名を超える参加者で楽しく開催されました。
オール埼玉で家庭医・総合診療医を育てよう
評価を担当した看護師さんからは「どの先生も患者さんの話をよく聞こうとする姿勢に感動しました」「看護師としても今日気づいたことを問診に活かしたい」と仰ってくれました。また、外部の事業所から参加してくれた指導医は「とても素晴らしい取り組みだと思います。オール埼玉で家庭医を育てるとはこういうことなんですね。頑張ってください!また協力します」と激励の言葉をかけてくれました。
SGFAMセンター長のさいわい診療所所長 関口由希公先生は「専攻医の先生方の診療姿勢を見ることで、実は我々指導医、スタッフが一番勉強になっている。若い先生たちの態度や声かけ、真剣に患者さんと向き合う姿を見て、私たちが自分自身を振り返る機会となりました。ありがとうございました」とお互いに学び合うことができることに感謝の挨拶をしました。
SGFAMは医療生協さいたまの組合員、職員、そして埼玉県内にある家庭医・総合診療医と協力し、埼玉県内で活躍する『家庭医・総合診療医』を育てていきます。
今年の7月には、埼玉県内に新しい『家庭医療専門医』が誕生し、埼玉県で大いに活躍してくれることを期待しています。
ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。今後ともご指導をよろしくお願い致します。