秩父生協病院 地域で必要とされる医師になるための
家庭医療後期研修プログラム
顔の見える連携
専門職連携実践を地域へ 地域をまるごとケアする
家庭医療専門医の役割が発揮できる場所 ・・・ 秩父
人口 10 万人あたりの医師数が最も少ない県・・・それが埼玉県です。
同時に、高齢化が進む日本の地域においても、今後、最も高齢者が増加する地域も埼玉県と言われています。このような地域だからこそ、住民のあらゆる健康問題に対応できる医師=家庭医の養成は急務と言われています。特に医療資源の少ない、秩父地域・北部地域においては医療破綻も危惧される地域となっています。
生まれたときから看取りまで、その人の人生に寄り添うような医師。安心して住み慣れた地域で暮らすことをサポートする医療こそ、 今、求められる医療です。
埼玉で、秩父で、医師としての力を発揮してみませんか?お待ちしています。
プログラム責任者 ご挨拶
健康は自己努力だけでは解決困難です
病には多くの社会的要因が関与しており、上流の社会環境を変え、健康増進につなげようとする活動がヘルスプロモーションです。 秩父生協病院では、そのヘルスプロモーションの考え方を日常診療の中に取り入れ、そして WHO が 1988 年に提唱した HPH に加盟し、健康なまちづくりの活動を地域と共同して実践しています。 医療生活協同組合は世界の「協同組合」の仲間とともに、2016 年 12 月ユネスコの無形文化遺産に登録されました。 超高齢化社会に対応できるよう、連携の輪を広げましょう。
秩父生協病院 院長 山田昌樹
プログラムの特徴
秩父の自慢!!
(専門職連携実践) 顔の見える連携医療・・・ 院内だけではなく、地域のあらゆる医療介護事業所と連携を図り、文字通りの連携医療を実践している地域です。 高齢化が進む埼玉の医療では、ある意味最先端の医療介護活動を 地域ぐるみで日々、実践しています。 地域住民が、専門職同士が互いを尊敬しあい、高い専門性を発揮しながら、チームでケアに取り組みます。
HPHに加盟
HPH(Health Promotion Hospital and service)とは、健康増進を患者さん、地域、病院職員で進めていく WHO(世界保健機構)が推奨する国際的な病院ネットワークです。 秩父生協病院では、寝たきり予防や認知障害予防の体操を地域で行うなど、地域住民への保健活動に一層力を入れています。 地域の様々な機関と手を取り合って、健康なまちづくり、 幸福(well-being)・公平(equitable)・公正(equity)な社会の実現に貢献します。
研修スケジュール(例)
このプログラムは主に中小病院で研修を行います。家庭医として身につけたい総合的・包括的・継続的な医療を病棟⇔外来⇔ 在宅のフィールドで学ぶことが大きな特徴です。また、埼玉県で医療資源の乏しい地域である秩父地域、熊谷地域を中心にした プログラムでもあり、総合診療医・家庭医のスキルを十分に発揮できる地域での医療活動となります。 地域包括ケアシステムを視野にいれ、常に医療と介護・保健福祉をつなぐ、この地域で家庭医に必要な能力を十分に学べる研 修プログラムになっています。
4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 | |
1年目 | 総合診療Ⅰ研修 | 内科領域研修 | ||||||||||
秩父生協病院 or 熊谷生協病院 | 埼玉協同病院 | |||||||||||
2年目 | 小児科領域研修 | 総合診療Ⅱ研修 | 救急領域研修 | |||||||||
熊谷生協病院 or 埼玉協同病院 | 熊谷生協病院 or 埼玉西協同病院(所沢市) or 埼玉協同病院(川口市) | 埼玉協同病院 or 秩父病院 | ||||||||||
3年目 | 選択研修 or 総合診療研修の継続 | 総合診療Ⅰ研修 | ||||||||||
連携施設 他 | 秩父生協病院 or 熊谷生協病院 |
(秩父と熊谷がフィールドになる研修)
指導医
山田昌樹
(やまだまさき)
秩父生協病院 院長
家庭医療専門医プログラム責任者
吉野隆之
(よしのたかゆき)
秩父生協病院
小堀勝充
(こぼりかつみ)
熊谷生協病院 院長
宮岡啓介
(みやおかけいすけ)
熊谷生協病院
吉野 肇
(よしのはじめ)
埼玉西協同病院 院長